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【 備 前 】
天計神社
-あまはかり じんじゃ-
鎮座地 岡山県岡山市北区中井町1-5
祭神 手置帆負命(タオキホオイノ ミコト)、彦狭知命(ヒコサシリノ ミコト)
創建  
由緒

創建年代は不詳。

延喜式に記載がある式内社・天計神社、および備前国総社神名帳に記載の天計神社、また山本氏本に記載してある従二位下天計明神であるとされる古社。

備陽国誌御野郡廃寺の部に、北方村の妙法山神宮寺とある。これは天計神社の別当寺であったとされる。

その小庵に天計神社の本地仏として、左手に巻物一巻、右手に弓を挾んだ仏像が一躯あるそうだ。銘に天計八幡大菩薩、備前国御野郡北方村と記してある。また、右像の弓を持っているのは上代の丈量器を誤ったのであろうといわれる。それはこの神社の祭神が手置帆負命・彦狭知命の二神であるから、必ず丈量器を携え給うのは右像を模したものとされる。

現在の鎮座地である中井町の小さな独立丘は、前方後円墳であった。

-岡山県神社庁HP、式内社調査報告、境内案内板より-

御利益  
駐車場 無し
アクセス

JR法界院駅より南東へ徒歩約5分

備考 式内社。国指定史跡。 岡山県神社庁加盟。  
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参詣日 05/11/13  (10/07/31 UP)
■コメント

岡山市北区中井町、天満屋ハピータウン岡北店の北側の住宅密集地内にある、神宮寺山という独立した小さな丘の上に鎮座する。境内は狭く、目立った建造物は比較的小規模な社殿のみ。

通称を神宮寺(神社なのに)というが、かつてはこの神社の神仏習合の関係にあった別当寺にあたる寺院があったようで、その寺院が神宮寺という名だったらしい。

鎮座する丘は、神宮寺山古墳という古墳(前方後円墳)であったようで、もしかしたら埋葬者と神社は何か関係があるかもしれないが、詳細はわからない。丘(古墳)は全長約150m、幅(後円部の直径)約70m、高さは約30mである。神社が鎮座しているのは後円部上にあたる。
古墳の築造時期は、4世紀末ら5世紀初頭とされている。国指定史跡。

この神社および古墳がある地は、今でこそ平野であるが、近世頃までは、旭川河口付近の複数の派川によって作られたデルタ地帯であった。

[ 案内板 1 ] [ 案内板 2 ]

【 社頭 鳥居 】

 

【 社頭 鳥居 】

[ 拡大写真 ]

【 社頭 社号標 】
【 社頭 狛犬 】
【 参道 】

石段もあるが、
丘の周囲を回りながら上る坂道もある。

【 参道 石段 】


 

【 手水鉢 】
【 拝殿 】

【 本殿 】

【 本殿 】
【 地神碑 】


 

【 境内からの眺め 】

境内があるのは前方後円墳の後円部。
そこから前方部を望んだところ。

【 境内からの眺め 】

後円部下部から前方部を望む。

【 境内の様子 】

前方部から後円部の社殿を望む。

【 社頭から周囲の眺め 】

周囲は住宅商店密集地。目の前には大きな用水路。
昔のデルタ時代の名残か。
[ 拡大写真 ]

【 社頭から周囲の眺め 】



[ 拡大写真 ]

【 神社遠景 】

神社南方にある天満屋の屋上から神社方向。
上記写真は前方部。
[ 拡大写真 ]

【 神社遠景 】

天満屋屋上から神社のある後円部を望む。

[ 拡大写真 ]

天計神社 -あまはかり じんじゃ-

 

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